CONCEPT 三輪本店について
その1 万葉のあけぼのの地三輪にて

万葉集で「三輪山を 然(しか)も隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや」と額田王が詠んでいるように、三輪本店は大和青垣の山々の中でもひときわ姿が美しく、古来より大物主神(おおものぬしのかみ)の鎮まる神山として信仰され、三諸の神奈備(みむろのかんなび)と称されてきました。さらに、三輪山からは大和三山である香具山、畝傍山、耳成山が見え、古の文化の中心であった大和が一望できます。 古代ロマンを引き継ぎ、自然と人情豊かな三輪の地を出発点に、多くの人に愛されるおいしいお菓子創りをしたいと思います。

その2 大神神社による地鎮祭
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2006年7月29日に大神神社による地鎮祭を行い、神の恩恵に感謝するとともに、工事の無事と土地・建物の安全を祈願いたしました。大神神社は、三輪山を御神体として大物(おおもの)主(ぬしの)神(かみ)を祀る、日本最古の由緒ある神社です。

その3 法隆寺の「夢殿」をイメージした庭
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天平時代の代表的建造物に、聖徳太子ゆかりの世界遺産、法隆寺東院の八角円堂「夢殿」があります。三輪本店の庭は、夢殿の美しい八角形をモチーフとして、堂の柱の位置に六方石(玄武岩)を配し、その内側には「霧島つつじ」と「柘(つげ)」を敷きつめました。周りにはブランドカラーである紫の花をを季節ごとにきれいに咲かせ、芝生の緑と組み合わせて癒しの空間を演出し、お客様にお届けしたいと思います。